さいたま市より公表された、自動運転バス実証における「法定点検の未実施」に伴う運行中断について、
以下の通りご報告いたします。
今回の実験車両の法定点検に関わる事項につきましては、当社が書類整理の過程で点検状況を確認し、
さいたま市へ報告する際に明らかになったものです。
さいたま市における実証は直ちに運行を中断し、原因究明として車両準備における関連する
コミュニケーションや役割分担がどのように確認・共有されていたかについて、事実関係の整理、
記録の精査、法令等との照合による必要な項目の確認を行いました。
その結果、車両調達時の本年9月に自動車検査登録(車検)と併せて実施すべきであった法定点検について、
委託先への依頼内容に誤認があり、法定点検が未実施のまま実証実験を開始したことが原因であると判断いたしました。
ご関係者の皆様にはご迷惑、ご心配をおかけし心よりお詫び申し上げます。
当社としては、今回の事象を重く受け止め、他実証にて使用の車両についても速やかに調査を実施し、
問題がないことを確認しました。安全性の確保と再発防止に向けて、関係各所と連携しながら、必要な確認や
改善に協力してまいります。
自動運転技術の社会実装は、多くの事業者が協働して進める取り組みであり、引き続き、皆さまに安心して
ご利用いただける環境づくりに努めてまいります。
本件に関するさいたま市の公表内容については、以下をご参照ください。
URL: https://www.city.saitama.lg.jp/006/014/008/003/014/008/p125792.html